葬儀は人生の中で避けて通ることができません。
事前に準備ができるものではありませんので、急に訪れることとなります。
葬儀後のスケジュールは特に頭を悩ませることとなります。
気を張って疲れている状態と思われます。
少しでも知識として知っておくことで、お役に立てれば幸いです。
※亡くなってから葬儀までにお世話になった方にお礼をしましょう
葬儀後の数日中の間に済ませましょう。
・近所近隣の方への挨拶
・生前お世話になった方への挨拶
・寺院への挨拶
・勤務先や目上の方への挨拶
※葬儀当日に行ない済ませている場合は不要
・法要の打ち合わせを寺院と行います
・日時と出席される方を決めます
・料理やお礼の引出物を手配します
※整理は後々にしてしまいがちです。必要な手続きとなりますので、忘れず行いましょう。
・身分証明や保険証等の返却をします
・勤務先の給与精算、退職金など申請、社会保険、厚生年金等の確認をします
※葬儀後できるだけ早めに、3週間程の間に行います
・葬儀の際、弔電、供物、供花(生花)など頂いた方にお礼を伝えます
お礼のはがきなどを使用してお伝えするのをおすすめしております
・町内などでまとめていただいた場合は、挨拶文を掲示するのもよいでしょう
※四十九日法要の後(もしくは前)にお礼としてお返しします
葬儀当日に即日返しを行った方には不要ですが、多くの香典をいただいた方にはお返しをします。
・香典帳の整理確認し、お返しをする方を決めます
・お返しの品は香典の半分1/2から1/3が一般的
・香典返しの挨拶状は返礼の品物に添えて使用します
品物を用意せず、社会団体へ寄付したり、お礼のみの場合は、挨拶状を郵送します
香典返しのお品は、本来一軒一軒お持ちしてお礼のご挨拶をすべきものですが、
現在では返礼品に挨拶状を添えて送ることが一般的となりました。
挨拶状は伝統的な奉書紙和紙を使用したもの、読みやすい、またお花の絵柄などデザインカード挨拶状もございます。
どの挨拶状もご使用いただく方法は同じです。
お返しをする相手の方、地域の慣習、故人の希望などでお選びいただきご使用ください。
日時・場所を寺院僧侶、親戚と相談して決めます
・日時・場所が決定したら出席いただく方にお知らせします
近い親戚の方にも口頭でなく、法要案内のはがきなどで間違いなくお知らせすることをおすすめします
・料理、香典返しのお返しの品を準備します
※忌明法要は故人や当家にとり大変重要なものとなります 白木の位牌を、塗り位牌もしくは繰り出し位牌に替えます。
・仏壇がない場合、買い替えをする場合は、この忌明までに行いましょう。
・施主は下座に座り挨拶を行います
・法要後に粗餐(お食事)を行います
粗餐を行わなわず、折詰(お弁当)などをお持ち帰りいただいたりします
・お墓参りをする場合は、事前にお墓の掃除をしておきましょう
・埋葬の時は、埋葬許可証が必要になります
浄土真宗では本山の御廟(ごびょう・霊廟)へ納骨することがあります
(宗派や地域により、異なる場合がありますので寺院などに確認しましょう)
・遺言があるかないかを確認します
・誰が相続人になるか確認し、相続人を確定させておきましょう
・相続する内容により、遺産分割協議書、法定相続、相続の放棄を決めます
・相続税の申告と納税を10ヶ月以内に行います
・故人の確定申告を、相続から4ヶ月以内に行います
・国民健康保険の場合は、故人住所地の市民課に葬祭費を申請します
・社会保険、労災保険加入者は、埋葬費を会社勤務先に申請をします
・国民年金の手続き、遺族基礎年金、寡婦年金、死亡一時金など、支給されるものを確認し申請しましょう
・発生した領収書は受取り後、必ず保管しておきましょう
・仕事書類は一定の期間、保管が必要です
・遺品は親族で分け、基本的には目上の人には分けません
・高額なものは遺産となりますので、親族で確認し、相続争いとならないよう注意しましょう
・初盆祭壇、盆提灯、迎提灯を準備します
・日時・場所を寺院僧侶、親戚と相談して決めます
・忌明満中陰法要同様、出席いただく方にご案内をしましょう
・年忌法要のスケジュール
一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、
二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、三十七回忌、五十回忌
・亡くなった次の年(翌年)に一周忌を行い、その翌年(満2年目)に三回忌となります
「忌中と喪中について」
死後七七日(四十九日)までを忌中、死後一年間、すなわち一周忌までを喪中とするのが一般的です。
これは仏教の習慣からきたものとされており、一周忌が終わるまでは、結婚式や賀寿、記念パーティーなどの慶事を見合わせるのが基本です。
また神社への参拝、氏神の祭事への参加も慎むようにします。